最終日、賛成討論

10月7日は厚木市議会9月定例会の最終日。
各常任委員長の報告の後、陳情9件について賛成討論を行いました。

「厚木市立保育所」を公設公営で存続することを求める陳情
 今計画に先立つパブコメでは、市民から民営化への不安が出されていました。
その声を受け止めたものとは考えられません。民営化ありきの市のやり方に強く抗議するものです。
 近隣自治体ではどこも全ての公立保育所を民営化することはしていません。
子どもを主体に考えるなら、市の責任で保育所を運営していくべきではないでしょうか。
民間にすればさも良いことばかりのように書いていますが、それでは、市立保育所を運営する厚木市が、これまでの市立保育所の在り方そのものを否定することにはなりませんか。
市が公立での運営をしていくことを求めるものです。

風しん予防接種費用の一部助成制度の実施期間延長を求める陳情
厚木市の助成期間は9月30日で終了してしまいました。
感染症学会はピークを過ぎたとしても更なる予防が必要であることを訴えています。
接種の機会を広げ、感染予防に寄与するためにも、予防接種期間の拡大を求めるものです。

建設業に従事するアスベスト被害者と遺族の早期救済、解決を図るよう働きかける意見書を国に提出することを求める陳情 
平成18年に「アスベストによる健康被害の救済に関する法律」が施行され、その後、平成20年、22年と改正がありました。
対象の疾病が若干拡大し、医療費、療養手当、特別遺族弔慰金等が支給されますが、その内容はとても、本人・遺族にとって生活できるほどのものとはなっていません。
かつて建築基準法でアスベストの使用を進めたことで、現在もアスベストを使用した建物が市内にも数多くあります。
被害者及び遺族へ早期の救済の実施と被害の拡大を根絶する対策をとることが必要です。

厚木市下水道使用料改定(値上げ)に反対する陳情 
下水道審議会では公共下水道使用料の9.92%の引き上げの答申がありました。
さらに消費税増税分も加えられるとのことですから、市民の負担は大きなものになります。
県営水道の値上げと重なることを考えれば、一層の負担増となります。
まだ市としての決定ではないとはいえ、不安を持つ市民が早期に陳情するのは当然のことではないでしょうか。

消費税増税の中止(反対)を国に求める意見書を提出することを求める陳情 
10月1日に、安倍首相は来年4月1日からの消費税増税を表明しました。
増税分は社会保障である年金、医療、介護、子育ての4分野に使うとしていますが、反対の声が広がっています。
この10月から引き下げられた年金で暮らす高齢者、消費税を価格に転嫁しにくい中小業者、働いても働いても暮らし楽にならざるワーキングプアと言われる人々だけでなく、実に多くの国民から、来年4月の消費税増税をすべきではないとの世論調査も出ています。
さらに首相の足元からも経済が停滞するとの指摘があり、経済対策として5兆円を使うとの案も示されています。現在の消費税5%を8%にすることで、年間8兆円、初年度は5兆円と試算される増税分ですが、5兆円を補うために5兆円を使うのでは、一体何のための増税なのか、社会保障に回らないのは明らかではありませんか。
委員会の中では、消費税について公平との意見もありましたが、税の在り方を考えればそうではないはずです。
消費税は所得の少ない人ほど負担が大きくなる逆進性の高い税制だというのは誰もが知っていることです。
また、理事者からも、工事や請負金額の負担の増大が懸念されるとの説明がありました。
現在の経済状況下での国民生活や景気への影響を考えれば、消費税増税はすべきではないと考えます。

ある常任委員会の後で、傍聴していた市民の言葉が聞こえてきました。
「議員さんはわかってないんじゃないだろうか」と。
各委員は議案・陳情について事前に文書を受け取って常任委員会に臨むのですから、そんなことを言われないような議会であるために、さらに議員一人ひとりが精進していくことが求められるのではないでしょうか。
行政は市民からの要求に応えようと、目に見える形での改革を進めています。
その内容についての良し悪しは別にして、情報公開も進め、市民は誰でも実に多くの情報を得ることができます。
私たちも議会として議会改革は必要です。同時に、議会での審議の質を上げていくために議員の資質向上が求められているのではないでしょうか。
議会での一層の活発な議論を求める市民の声を自分自身への戒めとしつつ、陳情9件についての賛成討論といたします。


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  1. 2013/10/07(月) 17:33:15|
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