一般質問 放射能と技術継承

6月7日(木)の午後2時から、私の一般質問。
その登壇部分。

 日本共産党厚木市議員団を代表して通告の諸点について質問いたします。

 東日本大震災から1年を過ぎた今年3月17日、富山県富山市の神通川流域で、ある工事の完工式が行われました。日本で始めて公害病と認定されたイタイイタイ病の原因物質であるカドミウムに汚染された、863ヘクタールの土を入れ替え、農地に復元したものです。
病気の発生からは半世紀以上が経ちますが、1979年から33年間、407億円をかけての農地復元工事でした。
その完工式で富山県知事は「福島でも原発事故による農地汚染が問題となり、安全で安心して暮らせる環境と健康の大切さを感じた」と語っています。

 今、私たちは、もっと広い範囲で、放射能汚染を心配しながら暮らしています。何故、こんなことになったのでしょう。

 先日、菅直人前首相の講演会での様子が話題になりました。
「原子力安全・保安院の得意な仕事は、危ない原発でも、大丈夫だとみんなに言わせること」との言葉に驚きつつ、納得した国民も多かったのではないでしょうか。

 原発は事故が起きれば収束が非常に困難であること、また、稼働するだけで放射性廃棄物がどんどんつくられていくこと、その処理が全くできていないことも問題です。
地下深く埋めたとしても、10万年後の安全を誰が保証できるのでしょうか。

 行政は、住民の命と暮らしを守るために存在します。
原発による放射能の危険から、住民を守るために厚木市ができることは何なのかお聞きします。
紫陽花、雨に濡れる

 住民の安全のためにはハード面の対応も必要です。
厚木市は今年、市政施行57年、人口は22万4千人です。多くの公共施設があり、老朽化も進んでいます。
また、いつどんな災害に見舞われるかも知れません。
それを支える技術職員の必要性、そのための技術継承についてもお聞きします。

質問をまとめます。
(1)放射能から市民を守る取り組みについて
  ア 市の取組について
   (ァ)小・中学校での現状は何か。
   (ィ)一般市民に対する施策は何か。
  イ 市民への啓発について
   (ァ)小・中学校では今後、どのように取り組んでいくのか。
   (ィ)公共施設での現状と課題は。今後の方向性は。

(2)市役所内の技術継承について
  ア 技術職員の資質向上について
   (ァ)現状と課題は何か。
   (ィ)今後の方向性は。
以上です。よろしくご答弁をお願いいたします。

雨上がりの蜘蛛の糸

この後、市長と教育長の答弁です。

市長)ただいま栗山香代子議員から
(1)放射能から市民を守る取り組みについて
  ア 市の取組について
   (ァ)小・中学校での現状は何か。
   (ィ)一般市民に対する施策は何か。
とのお尋ねでございますが、 市民の安全にかかわるご質問ですので、私から答弁させていただきます。

 市民の皆様により安心感を持っていただけるよう、市内二十二箇所での空間放射線量の定期的な測定を行い、測定結果については、チラシや市ホームページなどで公表しております。
 また、市民の皆様に放射線測定器の貸し出しを行っております。
 市立小中学校におきましては、給食食材、プールの水の検査を市独自で実施するとともに、プールの水槽清掃につきましては、児童、生徒が行わないよう、配慮するなど、きめ細かな取り組みをしております。

教育長)イ 市民への啓発について
   (ァ)小・中学校では今後、どのように取り組んでいくのか。
 
 現在、教育委員会では児童・生徒を対象とした放射線に関する指導資料の作成に取り組んでいるところでございます。
 内容といたしましては、放射線の性質や社会における利用例、放射線による身体への影響や日常生活を送る上で大切なことなどでございます。
 今後、各学校におけるこの資料の活用などを通して正しい知識と理解に基づいて主体的な判断や対応ができる児童・生徒の教育に努めてまいります。

市長)(ィ)公共施設での現状と課題は。今後の方向性は。

本市における放射能の状況につきましては、昨年六月から、市立保育所小・中学校など二十二か所を選定し、二週間ごとに空間放射線量の測定を実施しております。
 小・中学校などのプールや給食の食材につきましても、放射能濃度の測定を実施しており、詳細については、公共施設などでチラシを配布するとともに、広報紙や市のホームページなどで公開しております。
 今後につきましても、これまでの対策を継続的に実施し、広く啓発に努めてまいります。

(2)市役所内の技術継承について
  ア 技術職員の資質向上について
   (ァ)現状と課題は何か。
   (ィ)今後の方向性は。

 技術職員の資質向上につきましては、これまで、各職場内の日常業務の中や庁外の研修機関への派遣により、専門知識や技術の習得に取り組んでいるところでございます。
 また、課題といたしましては、行政需要の複雑化、高度化に対応していくだめに最新技術の習得や能力の向上に努める必要があるものと認識しております。
 今後におきましても、市民サービスの向上を目指して、各種研修等の充実を図ってまいりたいと考えております。
雨の日の紫陽花

この後は、自席での一問一答。
その様子は、1週間ほどで厚木市議会のインタ―ネットで見ることができます。
次の議会のものが出るまで3ヶ月くらいの間だけですが。

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  1. 2012/06/11(月) 18:32:16|
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