つくばで、「子育て新システム」のひどさを学ぶ

2012年1月22日(日)
自治体政策セミナー in つくば 
専科Ⅲ 子ども子育て

新システム保育制度改革案と保育の危機
 現行保育制度の拡充で、待機児童を解消し、
     子どもに優しく、震災・災害に強い保育システムの構築を

帝京大学教授 村山祐一
講師の村山祐一教授

 政府は消費税率の10%引き上げに合わせ、現行の保育制度に替えて「子ども・子育て新システム」を導入しようとしている。幼保一元化は表向き、部分的な話であり、待機児の解消の幻想をばらまいているだけ。本質は、学童を含む保育にかかわる全てが根本的に変わってしまうことにある。財源も含めて子どもに関わる全てが動くことになる 児童福祉法と学校教育法の下で築いてきた諸制度を根底から変えていくことになる。
保育の課題が4つある。

①待機児解消のための国庫補助
  子どもに関する予算が日本は非常に少ない。財源は内閣府に。

②幼稚園・保育園の環境整備
  寝食遊が同じ場所。別にすべきだが、むしろ面積を下げようとしている。
  現在一人3㎡を2㎡にと厚労省。
  前厚労相は「なんで子どもは昼寝の時、敷布団を敷くのか」と発言した。

③世界一高い保育料
  OECD平均で親の負担は2割、公が8割。
  日本は親の負担が5割超、乳児を抑えての幼児を引き上げだと、
  全額徴収と変わらない。

④職員の処遇
  ワーキングプア層に支えられている。
  公立常勤だけが年齢に応じ上がるが、パート6割は民間と変わらない。

 これら4つの課題の財源保障について、何も審議されていない。待機児が多い現制度のどこが悪いのか、きちっと論議されていない。保育所が足りないことの検討が新システムではされていない。
 子どもにとって、どういう環境が望ましいかなんて、2の次になっている。
 一般の人には新システムはわかりにくい。国と自治体の責任がなくなる、補助金も入所の責任もなくなる。
企業が参入し、入所の契約が自己責任となり、差別化の恐れがある。
 新システムについての意見書を出す議会が増えている。
いろんな問題を出して、一部の人の悪い政策をどうやってストップさせるか。対抗するには世論しかない。
 新システムではなく、現行保育制度の拡充改革で、待機児童を解消し、子どもに優しく、震災・災害に強い保育システムの構築をしていくべきである。

つくばエキスポセンター
 この日のセミナーが終わってから、ホテルの近くを散歩。
ここは「つくばエキスポセンター」です。外から見ただけですが、そばの公園のトイレは、女子トイレだけでなく、男子トイレにも、おむつ替えのベッドがありました。
女子トイレ 男子トイレ

子育てって、楽しくも大変です。
保育所に安心して、子どもを預けられなければ、働くことができません。
また、子どもたちが日中ののほとんどの時間を過ごす場所が、安全で安心なところでなければ、子どもたちの育ちはどうなってしまうのでしょうか。
子どもを育てるのは、未来をつくることです。








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