議長会フォーラム ― ポピュリズムに流されないで。

10月12日(水)・13日(木)
第6回市議会議長会研究フォーラムin青森
12時の受付前に会場に着いたのですが、もうすでに多くの議員が並んでいました。いつものように、できるだけ前の席を取ってから、昼食はコンビニのおにぎりとお茶。資料とノートと名札を準備しての受講。
資料と名札とノート

12日は基調講演とパネルディスカッションでした。

基調講演は元総務大臣の増田寛也氏。
「二元代表制と地方議会改革」

二元代表制と地方議会改革について全体の航海図のようなものを示すとの言葉から始まりました。

東日本大震災、被災者が「元の場所に家や店、工場を建てていいのか」途方にくれている。
岩手県大槌町では町長が死亡し、町としての強い意思決定ができなかった。
一方、議員はいる。住民代表者として議長は代表者だ。どういう役割を果たしていくのか。
平常時は議会の権能をもっと高めていい。非常時こそ、議会の存在意義を果たしていくことだ。


1.首長vs議会

そもそも首長と議会は対立が前提。国会とは異なり、地方議会は全部が野党的立場で首長をチェックしなくてはならない。
三ない議会と言われる。
丸のみ議会80%、政策条例無提案91%、議員の投票行動を明示しない84%。
会派の拘束はあろうが、議員間討議をもっと積極的にやろう。政策提案条例をもっと活発にしなくてはならない。
二元代表制は両者の均衡・抑制の関係があり、互いに住民代表者であるということ。対立を乗り越えて、新しい、高い結論を生み出す。


2.リコールの発動
3.暴走する首長と首長新党

首長対議会の、不毛の対立がある。
阿久根市長の暴走。名古屋市、大阪府でも。
リコールで行政が長期に停滞する。リコールとなると住民は議会に厳しい批判を下しがち。
なんで今、治められないほどの対立になっているか。財政難のためどこをカットするかの状況があり、議員が首長に頼むことができなくなっている。
人気的ポピュリズムにながれている。議員の定数や報酬の削減を首長が出すなど、議会の領分に立ち入る首長が出ている。二元代表制の根幹を揺るがす。


4.地方議会の改革

議員自らが報酬についても考える。それにあった働きをしているのか。
地方議会の改革が求められる。通年議会、夜間議会、議会としての住民説明会。ここでこう主張したがダメだったとか、ここで賛成したとか。
首長と議会、どちらが住民の代表をより誠実にやっているか、両者の競争だ。市民の意向を入れて、広い政策決定を。議会としてどれだけ、住民との接点を持っているか。そうでないと、首長と差が開いてしまう。


5.住民自治と直接民主制

自治法の代表民主制と直接民主制の接点をどう考えるか。
非常時こそ、議会の真価を発揮できる。制度をどう仕組めるかだ。
ポピュリズムに陥らないようにする。耳に入り易いことに流れることがある。定数削減、報酬減が本当にいいことなのかなど、議会について考えてもらうためには、議会が見えるようにする事だ。


6.地方政治の活性化

全国規模の政党も地域政党も、どれだけ地域政策を積み上げるか。
今、日本の議会は人気取りに流れている。
「入るを計って出るを制す」は民間のこと。行政は住民にサービス内容を問い直して、「それだけの負担が必要となるがそれでいいのか」としなくてはならない。
名古屋市長は恒久減税10%を言うが、それは違う。毎年の予算編成で決めていくことだ。
国は一括交付金だと切りやすいので、地方はよくよく考えないと。国に頼らず、地域で解決できるようにして、住民の信頼を得ること。

広域連携を進める。遠隔地同士のペアリングを進めて行く。
原発の最終処分場などは市町村の判断だ。市町村の役割、県との関係、住民の命を守る役割。

首相の所信表明演説で地方分権について鳩山・菅は1章を費やしたが、野田首相はほんの20字だけ。聞き逃してしまった。これだけ比重が少なくなった。



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  1. 2011/10/21(金) 18:09:21|
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