自治体学校 in奈良 の初日

7月23日(土)から25(月)まで 第53回自治体学校in奈良

自治体学校には、議員になってから、ほぼ毎年行っています。全国から、自治体職員や議員が集まって、自治体のあり方を学びます。昨年は福井でしたが、現地分科会で高速増殖炉「もんじゅ」を見に行きました。今年の福島原発事故では、解説を見聞きしても、実際に原発を見ているのでわかりやすかったし、その後の話もしやすかったということがあります。
今年は、選挙が終わってから申し込みました。

 今回は、奈良市。会場は奈良県文化会館国際ホール。奈良公園に隣接し、その辺にシカがいます。黒い落し物に気をつけて歩かなくてはならないのが、なんとも、奈良なんだなあと思いました。
 
 今回のテーマは ホンモノの地方自治はここにある
会場の看板前で、証拠写真を撮る

 開会での挨拶は、学校長後に自治労連中央副執行委員長であり、自治体問題研究機構事務局長でもある実行委員長。
 東日本大震災での被災した自治体の職員の活動を語り、「もともと人手が不足していたところへ、大震災で行政機能が深刻になった。庁舎が無くなろうと、住民がいる限り、自治体は、住民を守っていかなければならない。
今年のテーマは「ホンモノの地方自治はここにある」。「住民のいのちとくらしを守る地方自治」を実現するために、大いに議論し、成果を地域に持ち帰りがんばろう。 

 あいさつの最後は、地元・奈良の実行委員長。奈良は日本神話の発祥の地であり、古事記が来年1300年になると言いつつ、記紀が歴史を捏造していると、歴代天皇の在位年数と年齢を列挙。いかにデタラメが多いか、正確な情報を知ることが大事だと訴えました。
 なるほど百歳を超えている天皇の多いこと多いこと。神武天皇は在位75年、127歳。一番長生きは、景行天皇(日本武尊(やまとたけるのみこと)の父)の143歳。仁徳天皇は142歳!神話だなあ。
 ほんの66年前までは、事実として、子どもたちを初め、国民全体に信じ込ませていたのだから、お上の情報が正しいとは限らないことが良くわかります。

 さて、記念講演です。
「憲法通りの日本(社会)をつくる―人間の復興か資本の論理か」と題し、神戸女学院大学の石川康宏氏が100分を超える講演。

震災復興は「資本の論理」とのたたかいである―との内容で始まりました。

 この20年間の「構造改革」が、日本の経済と社会を深く歪めた。
G7で日本だけが成長が止まった。
GDPと雇用者報酬の伸び率は正比例する。
「大企業が潤えば国民が潤う」と言う嘘。
実は大企業栄えて民が滅ぶ「富と貧困の対立」そのものである。
日本の貧困対策は役に立たなくなった。
 震災前から財界が提起し、民主党政権がのみこんできた経済政策。
「新成長戦略」でいう「強い経済」とは、原発輸出・規制改革・法人税引き下げ・TPP。
「強い財政」とは、結局は消費税増税。
「強い社会保障」の中身はカラッポ、消費税増税の誘い水であり、具体的な項目は無い。
 日本の大企業の実際の法人税は低く、大金持ちは税負担が小さい。
日本は見かけの消費税率は確かに低いが、ヨーロッパでは生活必需品にはかけない。
イギリスの消費税率は17・5%だが、食料品、新聞、書籍、医薬品、国内交通費、上下水道、住宅建築などはゼロ税率、医療、教育、郵便、福祉は非課税。
日本は全てに税がかかり、買物=納税。コンビニやスーパーに行くと、食料品を買いに行っているのか納税に行っているのかわからないほどだ。
 財界が描く「道州制」論や「大阪維新の会」、合併による自治体の巨大化などの問題を挙げ、何より「人間尊厳の復興」を訴える。
 憲法に定められた、個人としての尊重、健康で文化的な生活、教育、勤労社の権利などが経済づくりに合致する。
 そのために、政治に強い市民になろう。
 毎日、毎時間、流れてくる情報を追いかけるだけでは、本当の意味はわからない。
根本をつかむためには、学問をやらないと。
自分をどうやって成長させるかを考えよう。
 学習の本道は「独習」。
三か月で一つのテーマについて集中的に学ぶ。
最初に本を5冊買う。三日で挫折しない様、本の難しさには幅をもたせ、書き込みをしながら、能動的に読むこと。
本は、眺めていれば自然に入ってくるというものではない。
学びを生活の習慣にしていくこと。

 こんなに真剣な話をしているのに、随所に笑い所がありまして、飽かず聴き入り、最後には具体の学習方法となって、自分自身がかなり反省をさせられました。
 「自治体学校」と言うだけあって、ここで終わらせることなく、自らの意志で、しっかり学習をしていかねばと、心を新たにさせられた先生のお話でありました。



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  1. 2011/07/26(火) 17:48:34|
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