講演「テレビじゃ話せない食の真実」

2月14日(月)、厚木商工会議所大会議室で消費生活センター主催の食の安全講演会。

テレビじゃ話せない食の真実
 ~本当に大丈夫?食の安全~
 

開会前にほぼ満席の会場。
後方から見た会場の様子
            

 講師の食品問題評論家・垣田達哉氏は、昨年の市消費生活センター主催の講演会が好評で、2度目の講演です。テレビ「はなまるマーケット」「みのもんたの朝ズバッ!」や「たけしのTVタックル」など、いろいろなマスメディアにも出演しています。

 テレビでは45分撮影しても編集でブツブツとカットされてしまい、放送時間は15分。生放送ではリハーサルがあり、決まり切ったことしか話せない。消費者には、本当に言いたいことが伝えられないとの嘆きから始まり、現在の食の安全が脅かされている状況を、具体例を挙げて話しました。ここに書いたのは、その一部です。
熱弁をふるう垣田氏

1.食の安全と食品表示  
 ステーキは1枚肉の事だが某店では2枚を合わせていた。O-157は肉の表面にあるから、合わせ肉だと内側になった表面が75度1分間加熱とならず、菌が死なずに食中毒が発生した。成型肉のサイコロステーキも同様。
 消費者をだまして商売している。法律があろうとなかろうと消費者をだましてはいけないのだ。モラルの問題だ。誠実な経営をすることが求められる。法律違反をしなけりゃいいというものではない。
 消費期限は過ぎると食べられない。しかし、賞味期限は過ぎても十分食べられる。短く表示すると消費者は廃棄して早く買ってくれるようになるから、メーカーは日持ちが100日のものに40・50日など表示する。どこまで日持ちするのかがわからない。消費者は製造年月日の表示を希望するが、メーカーは反対する。
 EUは米国のものは輸入せず、ホルモン剤などは一切受け付けない。
 牛は両耳に個体識別のための10ケタ番号のついたピアスをしている。米も7月1日から、原産地表示がスタートする。どんな小さな店のカレーライスもパエリアも原産国表示。煎餅にも表示することになる。亀田製菓は「主力8品目はすべて国産に切り替える」と言うが、他は輸入米ということ。
 これは2年前に決まったことだが、TPPは去年から。今となってはいい法律だ。私はTPPには反対の立場。TPPではどんな米が入ってくるかわからない。
 今、食を牛耳るのは世界征服。世界は食料戦争をしている。TPP(環太平洋連携協定)もその一つだ。

2.期待したい消費者庁 
 初代の長官は着替人形みずほちゃん、登庁せず普天間にばかり行っていた。連舫さんは最初拒否、「そんなのやったって目立たない」。現在は「全部地方がやるんだ。国はやらなくていい」と言ったとか、信じられないことになっている。講師に『ちゃんと働け消費者庁』との著書もあります。

3.表示で明確に区別されている農産物 
 エコナ、国が認めた100倍以上の発ガン性物質を含んでいた。「安全」が突然変わる例だ。

4.正体がわかりづらい水産物 
 魚の産地はなんで決めるの?日韓で同じ所で獲っても船の国籍で異なる産地となる。三崎のマグロは三崎で水揚げされただけのこと。
 刺身はそのまま食べられますよということ。醤油につけると脂がたっぷりのように思えるが、実は油を添加した加工品。
袋の裏に真実があるのです


5.言葉の意味がわかりづらい畜産物 
 焼肉店ではモモ肉をロースと表示するのは、小売業では品質基準があるが、外食産業には基準が無いため。消費者庁の提案で「ロース(この肉はモモ肉使用)」との表示が来月から出てくるだろう。カルビも定義無し。いかに曖昧かという事だ。
 日本人は政治では黒を嫌うが、食では黒が好き。黒毛和牛と表示されていかにも良さそうだが、和牛の9割で、希少価値は無い。卵の黄身の色が濃いのも、エサに着色料を入れれば簡単。殻の色で栄養価は違わない、種類が違うだけ。

6.名は体を表さない加工食品 
 馬鈴薯から「片栗粉」。カタクリから片栗粉なんかほとんど取れない。熊の胆は牛から。赤穂の塩はオーストラリアの塩。
 ヴァームの広告には「運動して脂肪を燃やそう」とあるが、ヴァームで脂肪が燃えるとは一言も書いていない。
 酸素水、どの水道水にも酸素は入っている。体には呼吸からも酸素はいっぱい入っている。コラーゲンやヒアルロン酸は年とともに減る。何を食べたらできるのかわかっていない。メーカーは「含まれています」と表示するが作るとは一言も言っていない。アンチエイジングと言うが、若返ることはあり得ない。騙されないよう気をつけよう。

 テレビのグルメ番組で「おいしい」と言うがが、お笑いタレントばかり使っている。「まずい」と言って降板されたタレントも。

 以上、様々な事例を挙げての講演でした。講演の最後は、この一言。

テレビは限定したことしか伝えられない。
一歩引いて、見てください。
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  1. 2011/02/21(月) 18:53:14|
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