局地的大雨から身を守る~防災研修会

1月15日(土)、厚木市文化会館大ホールで、
平成22年度市民防災研修会 が開催されました。

 この日は横浜地方気象台の台長、萬納寺信崇氏による講演
「局地的大雨から身を守る」です。
ステージの映像

「私たちは自然災害を止めることはできない。毎年、100人以上の死者が出ている。犠牲者を一人でも少なくしていきたい、そのために気象庁は情報を出している」と話し始めました。
 昨年末の鎌倉の竜巻にも言及しながら、ここ2,3年の自然災害や、避難勧告が出ても逃げなかったために被害が出た例を。
 最後は、逃げることだ。

局地的大雨: 短時間強雨が一過性
集中豪雨 : 短時間強雨を繰り返す

局地的大雨はここ30年間で増加傾向。
神奈川では2000年以降、毎年2回以上発生、その8割が7~9月に。

局地的大雨が降ると危ないのはどんなところ?
 ・川の近く
 ・地下室・地下街
 ・地下の潜る道  など

昨年の大雨事例 
鶴見川で、1時間に3m30cmの水位上昇

局地的大雨や集中豪雨による水害の例
 ・河川の氾濫 ― 地下街浸水で逃げ遅れて死亡
 ・河川の急な増水 ― 釣り人が中州に取り残される。作業員、観光客が流されて死亡
 ・下水管の急な増水 ― 工事作業員が流され死亡
 ・道路冠水 ― 自動車水没し、閉じ込められて死亡

図やグラフがたくさん出されました

局地的大雨から身を守る3要素
被害をイメージする
 どのような場所でどのような被害が発生するか、被害をイメージすることが重要です。
 水の中は歩きにくい。膝より上まで水が来るともう歩けません。
 河川や用水路、下水道は危ない場所と認識

→ 危険を感じる冷静な心
    川の状態 
      水かさが増える 
      濁ってくる
      流木や落ち葉が流されてくる
    「発達した積乱雲」の近づく兆し
      真黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる
      雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする
      ヒヤッとした冷たい風が吹き出す
      大粒の雨や雹が降り出す
   
→ 避難を決断する勇気
   危ないと感じたら避難する
     遊んでいる子ども、工事中の作業員
      ⇒周囲の状況の変化に気づきにくい
     保護者や監督者は最新の気象情報を確認
      ⇒空や川の様子を観察 
       危険を感じたら、すぐに避難を指示
      ⇒強い雨が降り始めたり、周辺や上流で
       雨が降っているのを確認したら高い場所に移動 
       (川や下水道・用水路から上がる) 

事前に気象情報や雷注意報を確認しよう!
「ナウキャスト」で最新の情報を。
  10分ごとに最新の状況から60分先まで予報します。
気象庁のマスコットキャラクター「はれるん」

講演の中で、いろんな気象情報の実際がありました。
情報が、県内を7つに分けていたものを、昨年の5月から、33市町村単位ごとにできるようになったこと。
「解析雨量」を30分ごとに計算していること、「降水ナウキャスト」は10分ごとに発表していること、「降水短時間予報」は1時間ごとの雨量分布予報に基づく6時間先の雨の予報であり、30分ごとに発表していることなど、最新の気象技術に恐れ入ったのでありました。

友人が民間の天気予報会社に勤めていて、「気象情報を売るんだ」と言っていたことを思い出しました。
日ごろ、天気予報を気にするのは、洗濯のためだったり、自分が参加する行事だったりと言う程度で、あまり真剣にみていなかったのですけれど、今回の講演を聞いて、もっとしっかり天気予報を見ようと思いました。
     
 そして、自然災害をなくすことはできませんが、自らの意志によって被害を減らすことならできると、肝に銘じた防災研修会でありました。          
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  1. 2011/01/17(月) 17:48:16|
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