獣害防護策を視察

 厚木市では、農作物への鳥獣被害が大きな問題となっています。
 10月15日(金)の午前、大山丹沢山系鳥獣議連の厚木市議会議連で、鳥獣被害の状況を視察。

 当日は歩きやすい服装と長靴着用。地域の自治会、獣害防護柵設置協議会のみなさんの案内で、獣害防護柵に沿って歩きました。
 柵は高さ1.8mの金網フェンスで、シカ、イノシシ等の侵入を防ぎます。フェンスの上部には4本の送電線を設置、太陽光発電で電気を通し、そのうちの2本をつかむと感電し、サルの侵入を防ぐというものです。この日測った時は3000ボルト、3500ボルトでした。
獣害防護柵、上部に電線と碍子

 まず、上飯山地区。平成15年度に県が設置した638m、現在は市に移譲されて地元の協議会が管理しています。下草刈りをしたばかりということで歩きやすくなっていましたが、ヤマビル発見。
この日、最初のヤマビル

 近くの畑で作業をしていたおじさんは、さつまいもを昨夜イノシシに荒らされたとのこと。
丹精込めてつくった作物が、収穫間際でダメになるのは切ないことです。多くの畑では、網を張り巡らせていました。
畑の周囲には防護の網

 次に小鮎地区の山岸自治会が管理している、飯山グランドから上がったハイキングコース沿いの防護柵。延長867m、平成20年、工事費1172万円で設置したものです。ここは、畑のそばではありません。ハイキングコースでも、多くのヤマビルを見かけました。
柵の扉付近

 厚木市では、平成23年度までに上荻野・小鮎・玉川地区に全長25kmの柵を設置することを目指しています。人と野生動物の棲み分けのための柵ですが、完全につながっているのではありませんから、開口部から入ることもあります。

 人間と他の生物の共生については、先日参加した「食と都市農業のシンポジウム」でも横浜国大名誉教授の田代洋一氏が話していました。
防護柵の設置による、野生生物、特に哺乳類以外のさまざまな貴重種の生態への大きな影響を心配する研究者の話を聞いたこともあります。
 実に難しいことではありますが、先日、生物多様性会議が名古屋市で開催されたこともあり、どのように折り合いをつけて行くべきか、考えていかなくてはなりません。
 
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  1. 2010/10/19(火) 16:55:33|
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