視察は久留米、くるるん

 5月12・13日、厚木市議会市民福祉常任委員会の視察、行先は福岡県久留米市です。

 久留米と言えば、久留米絣(くるめがすり)や久留米つつじが有名ですが、一昨年の秋、厚木のシロコロがB-1グランプリで1位になった場所。
 でも、視察は食べ物ではなく、保育所の民営化 と 子育て支援センターです。

 まずは、久留米市役所へ。
 平成17年に1市4町が合併し、20年に中核市になり、人口30万人超。ブリヂストン発祥の地であり、豚骨ラーメン発祥の地でもあるとのこと。
 おもしろかったのが、資料の中に、「餃子又兵衛」というお店のチラシが入っていたこと。課長曰く、「餃子がおいしい、豚足やダルムもある。でも汚いです。中はさらに汚いです。観光客が入る所ではありません。」が、焼き鳥日本一宣言をし、B級グルメの仕掛け人でもあるそうな。
          ホテルのすぐ近く、又兵衛

 中心市街地の空き店舗率が25%と言うのには驚きました。実際に駅の周辺を歩くと、シャッターが閉じているところが本当に多いのです。
 でも、大学病院もあり、医師の数は全国でも多いほうだそうです。

 子育て支援部児童保育課の説明と質疑。保育所の民営化の話。
 行財政改革によって、公立保育所の再編計画を進めている。「保育需要の多様化に対応し、保育所の持つ子育て機能の充実を図り、より効率的・効果的な保育所運営を行うため」である。
 25か所の公立保育所を、9か所だけ残して、社会福祉法人へ移譲、民営化する。残す公立は地域子育て支援センターを併設、公立がない地域には子育て支援センターを開設。
 平成12年、民営化の方針が出た当初の混乱は、すさまじいものがあった。市を二分し、保護者も巻き込んだ。
 しかし、行政運営・財政のためであり、民営化してだめだったといわれないよう、市としても支援をした。
 子ども・保護者にとって、管理者や保育士が変わるのは本当は避けなければならない。移譲に際して、現在は引き継ぎ期間を1年とし、1.5名分の予算を計上している。

 保育サービスは公も民も同じとはいえ、民間では保育士の平均勤続年数は7~8年。ワークライフバランスを支える職場でありながら、結婚や出産で退職する現状だ。労働条件は厳しく、男性保育士が増えない。保育所のキャパはあっても、保育士が確保できず子どもを受け入れられないことも。
 今年、厚労省で定員超え115%をはずした。久留米は、125%に引き上げた。
 公立私立合わせて66の保育所で、今年度の申し込みは当初7300人、第1次調整、2次3次、4次までやって、7038人が入所。あきらめて取り下げたり辞退したりで、待機児童は2名。しかし、潜在的には数百人いるだろう。

 その後、西鉄久留米駅の第3セクターのビル5階にある「久留米市子育て交流プラザ くるるん」の見学。
 親子で行ける自由スペース。厚木で言えば「もみじの手」という感じ。ただ違うのは、運営がNPO法人であり、ボランティアの参加を前提にしていること。また、フリースペースだけではなくて、子育てセミナー、健康相談、電話相談、一時預かりなどもあり、毎月いろんな行事があります。

 「くるめ子育て便利マップ」、
昨年今年のもの
縦21㎝×横10㎝の数十ページの冊子は、子育て中のお母さんたちが編集したもので、妊娠から出産、就園・就学前までに関して、現役のおかあさんの視点で、いろんなことが入っています。こんな時はこんなところに相談すればいいとか、お出かけ情報や公共施設の案内もあって、バッグに入れておけば何かの時に頼りになりそうです。表紙を繰ると、全体マップと目次

 子育ては、すぐに結果が出るものではなく、成果が目に見えるわけではなく、検証が大変難しい部分です。
 効率的・効果的な運営とは、一体何を言うのか、単に、財政のための人件費の削減であってはならないと考えます。本当の住民サービスとは何か、との疑問を感じながらの視察でありました。
 
 
 






 
 
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  1. 2010/05/18(火) 19:47:05|
  2. 活動レポート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

今度はおおき環境

栗山議員は久留米市、釘丸議員は大野城市に視察に行ったんですね、福岡県は人気があるんですね。私のふるさとは西鉄久留米駅から電車で10分位で行く大木町です。二ヶ月前に同級会及び母が施設に入っているのでお見舞い、かたがた行ってきました。ふるさとの事が出るとやはり嬉しいですね。
残念だったね私が生まれ育った大木町で、伊勢原市議員団、愛川町議員団も視察に行かれたと聞いておりますが、おおき循環センター「くるるん」は従来型のごみ処理施設とは違い、生ごみなどをパイオマス資源として、積極的に地域において環境利用するための施設ですが、私も2ヶ月前に見学してきました。赤旗日刊紙でも紹介されまし たが、紙面の関係でこれ以上書けませんが、是非福岡県今度行かれる時は、一般的なごみの焼却システムとは違う、ごみを資源として活かす環境のまちづくりの拠点是非見学して下さい。
  1. 2010/05/19(水) 21:45:12 |
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  3. 伊藤典雄 #-
  4. [ 編集]

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