7000歩あるいて17本

 2月13日(金)から15日(日)まで、兵庫県姫路市で「自治体政策セミナー」に参加してきました。
 これは、自治体問題研究所が毎年場所を変えて開催するもので、私も、議員になってから、毎回参加しています。自治体の問題に関する様々な問題を全体会、専科、また、現地でも勉強してきます。
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 34回目の今年は、さらば「構造改革」-自治と公共性の復権をもとめて

 初日の全体会では、神戸大学教授の二宮厚美氏の記念講演
「新自由主義的構造改革の破局と 自治体における決着」

 京都大学院教授の岡田知弘氏の特別講演
「道州制で日本の未来はひらけるか」

そして、神奈川自治体問題研究所・角田英昭氏の
「今日の地方分権改革をめぐる動向と その論点、課題」

 2日目は、5つの専科に分かれての学習。
 私は「自治体病院、地域医療と医療制度構造改革」へ。
 
 2つの講義と4人の報告。某新聞でも県内への自治体病院のアンケート結果が出ていましたが、一昨年暮れに総務省が出した「公立病院改革ガイドライン」という、公立病院の統廃合を進めようというものがあります。公立病院は民間と違って不採算部門をやっているのだから、俗にいう赤字は仕方がないところがあります。その上、医師不足で収益が出ない、社会保障費削減の影響もあっての受診抑制など、医療機関の運営は厳しさが増すばかり。国は医療費を削減するために、病床数を減らす、病院数を減らす、入院患者を追い出す、などなど、国民のための医療はどうなってしまうのか?。

3日目の全大会では、
「どんな地域にも地域を生かす地域資源がある
              ―コウノトリ育む農法の意義と将来展望」

 講師は、兵庫県豊岡農業改良普及センター課長の西村いつきさん。2002年から但馬県民局地域振興部コウノトリプロジェクトチーム員。
 「コウノトリ育む農法」とはおいしいお米と多様な生き物を育み、コウノトリも住める豊かな文化、地域、環境づくりを目指すための農法です。
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今でこそ、ブランド米として価格も魚沼のコシヒカリより高く売れるようになり、環境・食糧問題に関しても地域の農家からも支持されているけれど、そうなるまでには、かなりの苦労があったようです。
 農家のお年寄りから「コウノトリは足を汚したくないから、田圃を歩くときは稲を踏む。害鳥だ」といわれ、朝4時から夕方5時まで、4人1班ででコウノトリの動きを調査。その結果は「7000歩歩いて踏む稲は17株。そのうち13株は普通に成長した」とわかり、農家の理解を得られたこと、真夏に田の草取りをしてフラフラになることなど、本当に自分の体験と共に、地域へ農法を広げていった様子も話されました。
 秋篠宮夫妻が放鳥した時には、事前に、餌をとるのがうまく、他の鳥とも仲良くできる優秀な鳥を選び、放鳥のときにゲージからパッと飛び立つよう訓練し、本番では、ゲージの後ろからつつき、見事放鳥できたという裏話など、笑いどころもたくさん。
 そして、「税金をいただく県の職員として、当り前のことをしただけです。」とさらりと語りながらも、巣立ちの映像を見て涙ぐむ場面もあり、会場は感動。
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 この話は、農業だけでなく、行政の、あるいは市民の運動にも、大変大きな示唆に富んだものでした。

 来週2月23日から、厚木市議会2月定例会が始まります。今回の勉強を生かし、議員として、発言をしていきます。
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  1. 2009/02/16(月) 14:45:23|
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