9月議会最終日 賛成討論   

 日本共産党を代表して、
陳情第16号 「後期高齢者医療制度廃止法案」を早期に審議し、可決・成立を図るよう意見書を国に提出することを求める陳情 について、賛成討論を行います。

栗山9月議会 一般質問 全体

 先月、突然政権を投げ出した福田内閣の最後に、舛添厚生労働大臣は、後期高齢者医療制度について「75歳という年齢区分の廃止」「新しい医療制度の創設」を口にしました。21日には当時の麻生太郎幹事長も「抜本的に見直す必要がある」と発言しました。こうした発言は、政府自ら制度の破たんを認めるものです。
 それにも関らず、麻生新政権では、自民公明連立政権合意で「より良い制度に改善する」として、現行制度の堅持を言っています。
 9月1日には、厚生労働省が「あしたのニッポン」と題した「長寿医療制度{後期高齢者医療制度}のお知らせ」を5億円以上もかけて、国民に配布しました。最後のページには「長寿医療制度について、わからないこと困ったことがあれば お住まいの市区町村窓口へ。」とありましたが、実際は制度の見直しや凍結が相次ぎ、市民からは「窓口でも、わからない、決まっていないと答えるので困る。一体どうなっているんだ」という声も聞こえてきました。
 8月15日の年金天引き対象者は880万人でしたが、今月15日には、扶養されていて9月まで保険料免除だった人が200万人、9月まで天引きを実施していなかった29市区町村では90万人、そして組合健康保険などの被用者保険から移る人が35万人、合計325万人が新たに天引きされることになっています。4月の制度開始前から、診療報酬にかかわるところ、保険料賦課の問題など、最近では政権首脳による見直し発言などがあり、制度開始から半年たった現在も、今後、どうなるか分からない状態が続いています。

 市民福祉常任委員会では、委員の中から「この制度は定着しつつある。元に戻すのは、混乱を生じる」との意見がありましたが、現在、すでに、大きな混乱が生じています。また、賛成、反対についての意見もわずかしかなく、これだけ、国民・市民の間で大きな問題になっていることについての活発な意見が出てこなかったのは、いったいどうしたことか、不思議でなりません。各委員に耳には、市民の後期高齢者医療制度についての声は届いていないのでしょうか。それとも私の耳にしか聞こえないのでしょうか。

栗山写真 9月議会②

 さて、皆さんは鮭という魚をご存じのことと思います。鮭は卵からかえって海に出て、4年後には、生まれた川に帰って産卵し、そこで一生を閉じます。陸中海岸国立公園のなかほどに大槌という小さい町があります。私の生まれ育ったところですが、冬になると、川に鮭が上ってきます。橋の上から見ると、産卵を控えた鮭の体は、ところどころ白く、ボロボロになっています。そんな状態を「ほっつぁれ」と呼ぶのだと、父から聞きました。
 父は2年前に亡くなりましたが、私の家で病気の父を介護しました。医療制度の改悪による病院からの追い出しがあり、終末期の患者を受け入れてくれるところはなかなか見つからず、また、父は生まれて初めての入院と手術とで大変気弱になっていました。在宅で診てもらえる医療機関を探し、自宅に連れ帰り、一緒に暮らし始めました。
 間もなく、その医療機関で、在宅者のためのお花見があり、父に付き添って参加しました。体や、口が不自由な人もいましたが、みな、さまざまな病気を抱えながらも、元気に和やかで、手品や歌も繰り出されました。
 うちに帰って、父が言った言葉があります。「自分は、病気になってもう死んで行くばかり、鮭と同じ、ほっつぁれだと思っていたが、年上の人もあんなに元気にしている。自分も生きていていいんだと思った」。私は、この言葉を決して忘れることができません。
 人間は、誰でも、生きている限り、自分らしく生きていきたいと願うのではないでしょうか。 

金木犀

 衆議院の解散総選挙が予想される中、今後の国会情勢がどうなるのか、予断を許しませんが、誰にでも平等に時は流れ、毎日毎日、74歳の国民が75歳になっていきます。国民を75歳で差別するこの後期高齢者医療制度の廃止法案を審議し、一日も早く可決・成立させなくてはなりません。国会に出された意見書は、所管の委員会に参考送付され、衆・参両議院の公報にも掲載されます。ここ厚木市議会からも、意見書を提出すべきであると考えます。
 
 以上、陳情第16号 「後期高齢者医療制度廃止法案」を早期に審議し、可決・成立を図るよう意見書を国に提出することを求める陳情の、賛成討論を終わります。

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テーマ:後期高齢者医療制度改革 - ジャンル:政治・経済

  1. 2008/10/08(水) 17:00:03|
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