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平成30年度市民防災研修会―自助なくして共助なし

1月19日(土)に厚木市文化会館大ホールで行われた平成30年度厚木市市民防災研修会、冒頭、主催者から「災害は忘れる間もなくやってくる」と、首都南部地震や南海トラフ地震が今後30年間に起きる可能性が70~75%であること、いざという時の対応を考えておくことが言われました。
非常食の展示

 研修は講演「首都直下地震に備える~自助なくして共助なし~」、
講師は東京都立大学・首都大学名誉教授の中林一樹(いつき)氏です。

阪神大震災以降、9・7・5・3年と間隔を縮めながら大地動乱が起きている。
30年以内の確率は高くなったが、明日かもしれない。
我々は荒ぶる21世紀を迎え撃つために準備をすることで、被害を減らすことができる。

しかし、高齢化が進行し地域社会は脆弱化している。
コミュニティが崩壊している。
高齢化で活動ができず自治会が解散したり議会選挙で定数が満たせないところが出てきている。
人間のパワーが落ちている。
災害での直接死も関連死も高齢者の割合が多い。

阪神大震災の発生は朝5時で多くの人が寝ていた。
死者の88%が自宅での圧死。
自宅の耐震化や家具の固定は命を守ることになる。
家で死なないことが自助。
共助(=互近助)は、地域に助けられる人をどれだけ残すかだ。
余力を持たないと共助なんかできない。
公助を担う職員も自分が助からないと、家族が助からないと。
自助が本当に基本。
自助の実践が「共助」を可能にする。

都心南部直下地震での厚木の被害想定は、全壊370棟、全焼910棟、死者110人。
同地震の全体の被害規模は、全壊20万棟、全焼42万棟、死者23,000人で、厚木は全体の1000分の5~10に過ぎない。
そんな状況で、他からの応援は来ないだろう。
被害を少なくしておくことが肝心。

災害には、2つの避難と2つの死がある。
命を守る避難は指定緊急避難所、一時(いっとき)避難場所で「直接死」を防ぐ。
生活を守る避難は避難所で在宅や民間等での自主避難、福祉避難所を含み、関連死を防ぐ。
「我が街から、関連死は一人も出なかった」という風にしよう。

家が壊れても人は死ななかったとなるように「想像力」と「創造力」を鍛え、まだ起きていない災害に備えよう。
少し悲観的に想像して下さい。
朝の雲漏れ陽

講演後は、緊急地震速報で体を低くして頭部を守るシェイクアウト訓練。
その後、突然、講師が再登場。
中林一樹名誉教授
「補足です。
ピロローンは揺れている最中に来ると思ってください。
緊急地震速報が来るのは遠くで地震が起きたとき。
熊本では揺れが収まってからピロローン」と。

朝の満月

閉会で「震災は必ずきます。いかに被害を少なくするか。助ける側になる努力をすることが、自助から共助へつなげることになる」との挨拶に、一段と身が引き締まりました。

1時間半の講演ですから、これは、ごく一部です。
もっといろいろと、ローリングストックや避難所運営の方法などなど、統計や具体の事例がありました。
機会が有ったら、是非、いろいろな研修等に参加してみてください。
知ることが、被害を少なくすることになります。

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  1. 2019/01/23(水) 10:39:19|
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