市民防災研修会ー新しい知見での身の守りかた

2月10日(土)、厚木市文化会館で、平成29年度市民防災研修会が開かれました。
市民防災研修会、挨拶

今年の講演は危機管理教育研究所の国崎信江氏の「新しい知見での身の守りかた」です。
講師は、冒頭に「防災力向上のために、今、自分は何をすべきか。私がこれまで研究・実践したことを、科学の知見を用いて効果的な方法を話します」と。

都心南部直下地震で厚木市の被害想定(平成28年3月)は、マグニチュード7.3、30年以内の発生確率30%、死者110人、建物の全壊2,370棟、避難者(1日後)26,080人、帰宅困難者(直後)27,870人。
行政依存では被害を減らせない。
まず、自宅の耐震化。それができていれば道路は通れる。
家具の固定は大きいものだけでは不足。いすや机も大きな揺れで室内を移動する。
2月10日の大山

熊本地震では被害者の実態把握は困難を極めた。
初動期に最も重要かつ困難なのが、住民の被害と安否情報。
首長や自治会長・班長など、責任がある人ほど、「動かざること山の如し「」。
災害時には自分が動かなくても自分のもとに情報が集まるようにしておかなくてはならない。
住民は、自分の責任で自ら動いて情報を出す。ドアに無事の合図の旗等を出すところもあるが、1回目の地震で大丈夫でも二回目は無事でないかもしれない。時間を書いておくとよい。

けが人の搬送で担架の作り方をやる。
訓練に無駄なものは無いが、超高齢社会で、いつまでの体力勝負の事をやっていていいのか。
キャスター付きの椅子、スーパーのカート、台車など身近にあるものを利用。
女性や高齢者、子どもでもできる救助方法を普及させる。
2月10日の梅の樹

震災後にまず道路啓開が必要となる。
けが人を運ぶにも、物資を運ぶにも。
一軒一軒の住宅耐震化がいかに重要なことか。
私たちは運命共同体だ。

避難勧告前に避難所を開設しなくてはならない。
大仙市で豪雨時に勧告に時間がかかったのは、避難所となる学校等の鍵が勧告開けられず、避難所の開設に時間がかかったためである。
一定の震度で開錠する地震施設ボックスがあれば、すぐに避難所開設できる。

軍手は、軍用手袋なので、NHKでは作業用手袋と表現。
軍手は汚れ防止であって、災害は切創タイプの皮手袋がいい。
2月11日の大山

避難所運営訓練は初日の事で終わってしまう。
その先の長くなる避難生活に密着した問題に対応した訓練もすべき。
パーテーションは長期化に備えプライバシーが守られるものに。
マンホールトイレは考え物。下水道の破損で、汚物が詰まって大変だった事例がある。
避難所は闘いの場。我慢、我慢、我慢。
避難所はなんといっても自主運営
円滑にするためには男子と女性のリーダーを配置し、女性の主体的な参画を目指す。

非常持ち出し品は一人一つを備える。防災ベストがいい。

地震が起きても自宅で暮らせる備えを。
食材は日頃から10日分以上を家庭内流通備蓄しましょう。
いつでも思い立ったらすぐにできる被災生活の擬似訓練「おうちDEキャンプ」がお勧め。
必要なも防災グッズのを準備できる。
不便な生活に慣れていると災害時に慌てない。
大山の雪

昔の防災の考え方・方法とは違っていることがたくさんあって、受講するたびに驚きます。
講演の内容の詳細や現場の所信や動画の、講師の強い言葉などの迫力は生で見ないとわかりません。
皆さんも、防災等の講演があったらぜひ参加して、ご自身の防災・減災に役立ててください。
それが、周りの人を助けることにもなります。

講演後はシェイクアウトと避難誘導訓練。
昨年の防災研修会でもありましたが、私はシェイクそのアウト訓練で、動いていいのかどうか周りを見回して固まってしまいました。
その反省から、今年は誰よりも早く動こうと思って臨んだ研修会。
前の席に座っていましたが、周りの人にも声をかけて、すぐに動くことが出来ました。
で、会場を見ると、昨年よりは反動が早いものの、一部にどうしていいのか困惑しているたちが・・・。

講演後は、文化会館の駐車場で、市が導入して間もない「地震体験車」の展示と体験もありました。
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  1. 2018/02/15(木) 10:28:25|
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