コテコテの3日間研修、さすが大阪。

4月24日(月)・25日(火)・26日(水)の3日間、大阪社会保障推進協議会主催の
「全国地方議員社会保障研修会」に参加しました。
場所は、なんば駅近くの大阪府保険医協会MDホール。
ホテルの前
会場近くのホテルの前。荷物を預けて、会場に向かう。

①4月24日(月) 13時~17時
介護保険新総合事業と次期見直しの争点
  日下部雅喜さん(大阪社会保障推進協議会・介護保険対策委員長)
講師:日下部雅喜さん

講師は堺市・区役所で16年間、介護保険を担当した。
仕事中は保険料の取り立てもしていたが、時間外は「介護保険は国家的詐欺だ」と言っていた。
退職して、やっと本音が言える。
著したのが『「介護保険は詐欺だ!」と告発した公務員』。
現在は西成区で居宅介護支援事業所のケアマネージャー。

介護保険の現状の説明、そして今後の見直しがどうなるかについて5つの課題が話されました。
 1 従来水準の報酬額保障か。報酬引き下げか。
 2 無資格・低価格の「緩和型A」はできる限り導入・拡大させない
 3 要介護認定申請権を侵害させない
 4 自立支援に名を借りた「卒業」・利用抑制をさせない。予防マネジメント問題
 5 「上限額」を口実とした削減をさせない
介護。75歳以上が増えている

②4月25日(火) 9時30分~12時30分
子どもの貧困~現状の問題点と国・自治体施策
  中塚久美子さん(朝日新聞記者)
講師:中塚久美子さん

上司に言われて母子家庭を取材。
教育費負担、進路が狭められている現状に疑問を持ち、子どもの貧困に取り組む。
食べるものがないという「絶対的貧困」だけでなく、その社会の中での「相対的貧困」を考える。
日本では「よく食べてよく眠る。学校に行く。友人付き合いをする。学校・地域行事に参加する。望めば進学。夢を抱く」。
貧困によって機会や選択肢の剥奪がある。
子どもは孤立や無力感という形で経験する。

行政だけでなく、民間でもいろいろな動きがある。
イギリスでは朝食を提供する幼稚園も。
イギリス。朝食の提供

自治体ができること。
既存の制度を点検し、実施、周知、拡充、改善、法改正などを。
何から始めるか、やはり実態調査。

③4月25日(火) 13時30分~17時
生活再建のために~生活保護、債務整理、ギャンブル依存症の基礎知識
  徳武聡子さん(司法書士・日本司法書士会連合会経済的困難者の権利擁護部会部会員・生活保護問題対策全国会議事務局次長)
講師:徳武聡子さん

多重債務相談への対応。
借金は必ず解決する

その後、生活保護制度の基礎知識の詳しい解説、また、総務省の「生活保護に関する実態調査結果に基づく勧告に触れながら、今、生活保護に何が起きているのかが話されました。

④4月26日(水) 9時30分~12時30分
公的債権・滞納処分の基礎知識と対処法
  戸田伸夫さん(税理士)
戸田伸夫さん

講師は元税務署職員。
昭和45年から徴収部門で差し押さえ一辺倒。最後の20年は執行停止を担当。
「今、四十数年の償いをしています」と皆を笑わせてから、国税徴収法と滞納処分の基礎知識を講義。
自治体で滞納処分のノルマ競争が激しくなっている。
職員の研修が十分になされていない。差押ができないものや猶予があることをきちっと研修する。
納税者の話をきちっと聞けるよう職員を配置する。
税の徴収は、昔は「生かさぬよう、殺さぬよう」だったが、いまは悲惨な事態や生存権を脅かす悲劇も横行。
逆進性が高い法律ができている。
「悪政による発生する滞納」(=自己責任ではない)を「時代遅れの徴収法で差押」するやり方は、権力の濫用だ。


⑤4月26日(水) 13時30分~17時30分
国保都道府県単位化最新情報と今後の争点
  寺内順子さん(大阪社会保障推進協議会・事務局長)
寺内順子さん

研修会の企画運営と進行をしていた寺内さん、最後の講義では講師です。
まず、国保財政は知っておかないと、都道府県単位化問題は理解できないーと参加の議員に確認。
毎月、大阪府の国保担当者と交渉しているということで、その時々の様子が手に取るようにわかるとか。
国保の都道府県単位化まであと1年足らず。
でも、まだ保険料の試算が出ていない。
試算をしたら高くなったので、公表できないでいるのだろうと。
公表したところは、一般会計からの法定外繰入を入れないでの保険料を公表して、あまり高くなっていないように見せかけている。
今でさえ払えない保険料がもっと高くなったら、さらに滞納が増えるのはわかりきっている。

道頓堀川とぽんぽん船
道頓堀川べりを歩く。ぽんぽん船に観光客がたくさん。

大阪社保協では全国の地方議員に案内を出したそうで、今回は北海道から沖縄までの150人で会場は満席。
厚木からは私と釘丸議員の二人でしたが、横浜や川崎などからも来ていました。
寺内さんと釘丸議員
大阪社保協の事務局長・寺内さんと釘丸議員。釘丸議員の座右の書は、寺内さんの著書『明日もやっぱり着物を着よう』。

講師は全員大阪。
しかも、全員が行政でも学者でもなく、現場で相談を受け、運動や発信をしている人。
普段は1時間ぐらいで話すのだそうですが、今回は3~4時間でたっぷり。
持つかなあと言いながら、事例に事欠かず、時間はどんどん過ぎていく。
質問も、議員としての知識と経験を踏まえてですから、切実な質問多し。
さすが大阪、日程も、中身もコテコテの研修やなぁー。

千日前道具屋筋の看板
会場から歩いて、調理用具等専門店の商店街に行ったら、なんと午後7時までで、みんな閉まった後でした。

黒門筋
そのまま歩いて別の商店街(黒門)に行ったら、鮮魚など食材の店が中心で、やはりもうしまった後でした。

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  1. 2017/04/27(木) 18:36:42|
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