哲学者・高橋哲哉氏(東大院教授)の話ー沖縄基地と小中学校での「道徳」教科化

3月18日(日)の夜、海老名で、東京大学大学院教授の高橋哲哉さんが講師の学習会がありました。
「今、日本は問題が山積しているが、限られた時間なので、沖縄と教育・教科書の2点について話します」と。
中町公園の白モクレン

安倍政権のもとで、今春から小中学校で「道徳」が教科になる。成績もつく。
森友学園が今の日本を象徴している。
何が本当なのか、わからない。
ポスト トゥルース。
アメリカではトランプ大統領が報道をフェイクニュースというが、自分もフェイクニュースを流している。
ヨーロッパでは以前から「自国ファースト」。
日本はヨーロッパより早くからそうなっていた。
石原・橋下知事がポピュリズム、大衆迎合政治を行っていた。
それが国政のトップまでいったのが、安倍政権。

経済のグローバル化が進み、、1%の富裕層と99%の貧困層。
格差社会が広がり、今の世界はガタガタになっている。
赤い葉

東村高江のヘリパッドは、それまでの米軍基地と異なり、初めて日本のお金(=税金)で日本がつくる基地。
県民の7割8割がやめてくれと言っているのに、基地をつくる。
機動隊員が、ヘリパッド建設に抗議する人に対し、「土人」「シナ人」と発言した。
放送禁止用語であるのに、政府は差別と認めない。
沖縄の人たちは、この言葉で、かつての人類館事件を事件を思い出した。
1903年、大阪で開かれた内国勧業博覧会で、アイヌ、琉球、台湾、インドなど「7種の土人」を連れてきて「人類館」として展示した。
白い

1947年、雑誌「世界」掲載論文に「琉球諸島の将来に関する日本国天皇の見解」が紹介されている。
「米国が沖縄およびその他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が希望している。
天皇の意見では、そのような占領は米国の利益になり、また日本を守ることにもなる。
天皇は、沖縄(および必要とされる他の諸島)に対する米国の軍事占領は、日本に主権を残したままで長期租借ー25年ないし50年ないしそれ以上のーという擬制に基づいてなされるべきだと考える。
天皇によれば、このような占領方法は、米国が琉球諸島に対して恒久的意図を持たないことを日本国民に納得させ、それによって、他の諸国特にソヴィエト・ロシアと中国が同様の権利を要求するのを阻止することになるだろう。」
*昭和天皇は晩年、この件を大層悔やんでいたそうだ。
伸びてる白と赤

日本は人種差別撤廃条約を批准している。
国連からは日本政府に対して、琉球・沖縄の言語や文化、歴史の保護を求める勧告が何度も出されている。
黄色の花が開いている

教科化される「道徳」とは?
日本民族の道徳でしかない。
森友学園では教育勅語を園児たちに言わせている。
あれは、安倍首相らの教育の理想。
教育勅語は、憲法違反の疑いあり。
下向きピンクのもわもわ

育鵬社の公民の教科書は、安倍政権の考えに沿ったものになっている。
憲法について書いているが、国民主権の半分は天皇のこと。
基本的人権の尊重では、人権より、制限と義務の説明が多い。
平和主義では、自衛隊についての記述の方が多い。
平和主義と防衛では、日米安全保障条約、有事への備え、日本の防衛の課題。
集団的自衛権を「国連憲章で保障されている権利」と説明。
「理解を深めよう 沖縄と基地」のコーナーでは「日米安保体制は日本の防衛の柱」、「アジア太平洋地域の平和と安全に不可欠」としている。
憲法改正のしくみでは、「最高法規である憲法」が4行なのに、「憲法改正の手続き」は22行。
改正が当然と子どもたちを誘導する、憲法改正を教えるための教科書になっている。
3月16日の青空

唖然とするような話の連続でした。
高橋教授は最後に、「ちゃんとやってくれる政治家を選ぶ。
安心して支援できる政治家が、皆さんの中から出てほしい」と。
日本共産党の講演会ではありません。
およそ半分は20代の若者で、そこに混じって聴いていた55歳(当時)の報告です。

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