福島原発事故で「安倍首相に責任は無い」と言えるのだろうか?

先月、福島の原発事故で首相談話の草案があったことが明らかになった。
当時は民主党政権で、菅直人首相だった。
しかし、3・11よりも前、第一次安倍内閣時に、衆議院で原発の危険についての日本共産党議員の質問に答えているのは、誰あろう、安倍首相本人である。

2005年12月のことである。
日本共産党の吉井英勝衆議院議員が地震国の日本で津波が来たらどうするのかを質問している。
飯山の紫陽花

吉井議員:海外(スウェーデン)では二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが日本は大丈夫なのか。
安倍首相:海外とは原発の構造が違う。日本の原発で同様の事態が発生するとは考えられない。
*実際には3・11事故が発生した。

吉井議員:冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか。
安倍首相:そうならないよう万全の態勢を整えている。
*冷却系は沈黙した。復旧していない。

吉井議員:冷却に失敗し各燃料棒が焼損(溶け落ちた)場合の想定をしているのか。
安倍首相:そうならないよう万全の態勢を整えている。
*3・11ではメルトダウンしたことが明らかになっている。

吉井議員:原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測を教えて欲しい。
安倍首相:そうならないよう万全の態勢を整えている。
*放射性物質が拡散した。「直ちに健康に影響は無い」と言った。

吉井議員:総ての発電設備について、データ偽造が行われた期間と虚偽報告の経過を教えて欲しい。
安倍首相:調査、整理等の作業が膨大なものになることから答えることは困難。
*東電は虚偽の事故報告をした。
  東電は大小、多くの事故を起こしている。
   だから、膨大な作業になるのであろう。

吉井議員:これだけデータ偽造が繰り返されているのに、なぜ国はそうしたことを長期にわたって見逃してきたのか。
安倍首相:質問の意図がわからないので答えることが困難。とにかくそうならないよう万全の態勢を整えている。
*何だ、このしらばっくれようは?
  万全じゃなかったことは、明らか。
飯山の桜の切られた枝

事故の原因も明確になっていない中で、原発の再稼働を進めている安倍首相。
首相の責任は全く無い、と言えるだろうか。

3・11過ぎて、学習会で『茶色の朝』に寄稿している東大の高橋哲哉教授の話を聴いて、改めて恐ろしくなりました。
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  1. 2016/03/23(水) 10:11:51|
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