中心市街地活性化に、昭和40年頃のまちと公共交通

2月4日(木)、厚木市議会中心市街地活性化検討協議会の勉強会。
関東学院大学教授で、市内在住の横森豊雄さんの講演「今後の中心市街地活性化施策の方向性について」がありました。
今回は市の職員研修と合同開催です。議員は28名中26名、職員は課長級以上の参加でした。
紅梅

講師は、内閣府「中心市街地活性化推進委員会」委員長など政府委員や全国の自治体委員を務めています。
そして、コンパクトなまちづくりを推奨しています。
「コンパクトなまち」、コンパクトシティと聞くと、何やら新しいまちづくりのようですが、講師によると、昭和40年ごろの地方都市がコンパクトシティとのこと。
駅の近くに大きな市街地があり、離れたところに徒歩圏内で生活ができる地域拠点(集落)があちこちにあったころに戻す。
都市へ人が集まり居住地域が広がった。
昭和35年から55年までの間に、都市的地域は2.6倍になったが、人口は1.7倍。
都市的地域の人口密度が低くなり、人口が分散してきた。
白梅 寿町

場当たり的な事業により、かつてのコンパクトシティが破壊されてきた。
郊外住宅団地・ニュータウンの造成と限界集落化/
バイパス整備とロードサイドショップの展開/
工業団地造成・高速道路インターチェンジ開設とショッピングセンター(SC)のオープン/
土地区画整理事業と公共・医療・福祉施設の郊外移転/
工場跡地への出店と隣接町でのSC誘致/
連続立体交差事業と駅の高架化・南北問題解消/
高校の郊外移転とバス路線の減便・廃止/
駅前大型店の撤退と再開発ビル商業床の空洞化/
商店街の後継者難と意欲の低下。

それぞれの解説と事例がありましたが、厚木にも当てはまることがたくさんあります。
樹に雀の実

誰もが快適に暮らせるまちであるためには、生活サービス(福祉・医療・商業等)が必要。
車の無い人の生活が大変ではダメ。
生活拠点は、歩いて暮らせるまちであること。
都市再生特別措置法では、市町村に立地適正化計画を策定することを求めている。
包括的なマスタープランの作成、
都市機能誘導区域と居住誘導区域、
さらに維持・充実を図る公共交通網を設定することとなっている。

地域公共交通網には、コミュニティバス、乗換拠点の整備、循環型の公共交通ネットワークの形成、デマンド型乗合タクシー等がある。
中心市街地(大きな団子)と各生活拠点(小さな団子)を結ぶ公共交通(串)で、団子と串のまちづくり。団子ではコミュニティバスを運行。多極ネットワーク型コンパクトシティだ。

青い空と樹

以前にもコンパクトシティに関する研修を受けたことがあります。
コンパクトシティとは一極集中で強制的に住民を移転させるかと思っていましたが、コンパクトなまちづくりを推奨している今回の講師によると、それは誤解であるとか。
多極型で、時間をかけながら居住の集約を推進し、全ての人口集約を図るものではないとしていました。


納得できるところもそうでないところもあり、さて厚木のまちづくりはどうでしょうか。
中心市街地が衰退していると言われて久しい本厚木駅周辺ですが、イオンとバスセンター界隈(中町2―2地区周辺整備事業)や本厚木駅南口駅前広場と22階建てのビル(本厚木南口地区第一種再開発事業)が気になるところです。


中町第2-2地区周辺整備事業
コンセプト

サードプレイス
ー第3の居場所づくりー

6つの整備方針
1 未来の図書機能・科学機能を核とした複合施設の新設

2 魅力ある民間機能の誘導

3 誰もが使いやすいバスセンター

4 アクセス性を高める自動車・自転車等駐車場

5 まちの利便性が高まる大型バススペース

6 訪れる人にやさしい歩行者空間
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  1. 2016/02/11(木) 06:55:00|
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