市民防災研修会②―大規模災害における共助の重要性~長野県神城断層地震について~

1月17日に行われた厚木市市民防災研修会。
第二部は「大規模災害における共助の重要性~長野県神城断層地震について~」と題して、長野県白馬村で震度7ともいわれ、被害が大きかった堀之内地区の元区長の鎌倉宏氏と、白馬村役場の渡邉宏太氏が講演をしました。
白馬村から

2014年11月22日午後10時08分ごろ、長野県北部でマグニチュード6.7の地震が発生。
建物は、全壊・半壊・一部損壊で539棟が被災しましたが、人的被害は、重症3名、軽傷20名、死者はゼロ!
赤囲いが空き地
赤い線で囲まれたところが、震災前に家があったところです。

「白馬の奇跡」とも言われています。
でも、奇跡ではありません。
当たり前のことを当たり前に実行しただけです。
掘之内地区は主に農業や民宿を営んでいます。
土砂災害防止法で警戒区域に指定されていて、災害と言えば地震より土砂災害を中心に考えていました。
災害時に地域で支援を必要とする人、支援する人の支え合いマップや自主防災組織図をつくり、毎年周知していました。
昔から、お互い助け合う共助の精神でやっています。
日頃からの備えと地域の絆、人を思う助け合いの精神が早期発見・早期対応、救命につながったのです。
多くが地域消防団として活動の経験があり、自分たちの生命は自分たちで守る意識ができていました。
近所が仲良くして生活していないと、いざという時、どの家に誰がいるのかわかりません。
一人の力は微力だが、無力ではありません。
公的援助が来る前に、自分たちでできることが無いかを考えて実践。
地域で300年前にも地震があったことを、誰も知らず、地震の後で初めて知りました。
自分は地震の直後からずっと写真をとっています。
地震のことを何らかの形に残し、後世に伝えたい。

地域の救援活動

村には救急車が2台しかないが、消防団活動が盛んに行われていた。
近所の人同士で、壊れた家屋の閉じ込められた人を救助した。
災害に備えて、個人でできることもある。
地域・コミュニティでできることもある。
近所の付き合いなど、日常の生活でもつながりをつくっていくことが大切。
防災について、日々、機会を設けて意識していくこと。
白馬村の講演終了

このように、現実の地震で、日頃から地域の絆をつくっていることで、災害時に地域での助け合い=共助ができたことが話されました。
世帯数・人口の少ないところでの事例ですから、そのまま厚木市に当てはまるとは思えません。
でも、消防や救急、自治体(公助)任せでなく、自分でできること(自助)、地域でできること(共助)を意識して広げていくことが必要であることを、強く感じました。
私も東日本大震災の時は、近所の人にわが子の無事を教えてもらって安心しました。
お互いに顔を知っている、挨拶をする関係は大事です。
スポンサーサイト
  1. 2016/01/20(水) 06:21:48|
  2. 活動レポート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<娘からのプレゼント、です。 | ホーム | 市民防災研修会①―非常食の備え方~ローリングストック法~>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kuriyamakayoko.blog102.fc2.com/tb.php/1312-3f4e806c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)