中学教科書「学び舎」の憲法記述、育鵬社と比較

今年の夏、教育委員会で中学校の教科書が採択されました。
厚木市で採択されなかった教科書の中で、「学び舎」と「育鵬社」は対象的な内容です。
憲法について、どう書かれているかを見てみます。
青空に浮かぶ赤と緑

「学び舎」では、
「1945年、連合軍総司令部(GHQ)は、日本政府に憲法の改正を指示しました。
しかし、政府がまとめた改正案は、天皇が統治権を持つなど、大日本帝国憲法とほとんど変わらないものでした。

 そこで、GHQは、憲法研究会の憲法案などを参考にしてGHQ草案をつくり、政府に示します。
この憲法研究会とは、新しい憲法をつくろうと集まった、学者やジャーナリストのグループです。
憲法学者の鈴木安蔵が中心となり、自由民権運動の中でつくられた憲法案や、世界の憲法を取り入れて、国民主権を基本とする憲法案をつくり、発表していました。

 政府は、GHQ案をもとにして、新たに憲法改正案を作成します。
戦後初の選挙で選ばれた衆議院議員がこれを審議しました。
このなかで、国民主権が明記され、生存権が定められるなど、重要な修正が加えられました。

 提案された憲法改正案では、義務教育は小学校までとしていました。
教師たちは、貧しさのため進学できない子どもがたくさんいることを取り上げ、中学校までを義務教育とするように求めました。
各地で集会を開き、署名を集めて運動し、帝国議会はこれを受け入れました。」
とあります。
あおぞらに黄葉

ところが、「育鵬社」では、
「GHQは日本側の改正案を拒否し、自ら全面的な改正案を作成して、これを受け入れるように日本側に強く迫りました。」
「議員はGHQの意向に反対の声を上げることができず、ほとんど無修正のまま採択されました。」
となっています。
青空に赤い花

どちらも文部科学省の検定に合格しています。
著す側の立場や考え方によって、こんなにも違うのです。
「学び舎」の教科書で勉強する中学生と、「育鵬社」の教科書で勉強する中学生が、憲法について、同じように感じることができるでしょうか。
たかが教科書というなかれ。
その子の人生を変える、そして、日本の将来を変える、大変重要な問題です。


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  1. 2015/12/07(月) 06:08:33|
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