厚木母親大会ー「軍隊をすてた国」

1954年のビキニ環礁での水爆実験などを受け、「世界の母親、女性が手をつなぎ、核戦争から子どもを守りましょう」とスイスで世界母親大会が開かれました。
東京で「生命(いのち)を生み出す母親は 生命を育て 生命を守ることをのぞみます」と日本母親大会が開かれ、神奈川でも続いています。厚木母親大会は1996年から。

今年1月25日(日)には、第14回厚木母親大会がアミューあつぎの7階amyuスタジオで開かれました。
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元気な子どもたちの白龍太鼓で始まり、ドキュメンタリー映画「軍隊をすてた国」、講演「戦争と平和を考えよう」。
最後は、「集まれば元気、話し合えば勇気」と母親運動を広げようとのアピール、戦争への道を許さず憲法9条を守る特別決議がなされました。

講演の早乙女愛さんは、今回の上映作品のプロデューサーです。父は作家の早乙女勝元さん。
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「軍隊をすてた国」とは日本のことではありません。
永世中立を謳い、常備軍を持たない憲法を持つコスタリカ。南アメリカ大陸と北アメリカ大陸の間の細いところの真ん中の国です。5万1千k㎡(四国と九州を合わせたぐらい)の広さに480万人が暮らしています。

「子どもの頃から、日本の、そして世界の戦争に関する地域へ家族旅行と称した取材旅行に同行していた。学校の授業で教わる憲法の3つの柱の一つ「戦争放棄」が、現実と違うとの違和感を持っていた。
映画をつくったのは2001年。きっかけは「1999年12月に国会で憲法調査会が設置され、平和の危機の兆しを感じた。一石を投じたい。、書籍や講演だけでなく、よりインパクトのある映像に」との父の思いである。
軍隊のない社会とはどんな社会なのか。政治、経済、教育について日本に何かのヒントがないのか。
当時はインターネットが今ほど発達しておらず、現地に行かないとわからなかった。

国と国との関係を単細胞的に考える人が増える中で、集団安全保障について、もっと大きな考えを持っているのがコスタリカの人々。
日本では米軍の事故や事件があっても日米地位協定で米軍が守られているが、これは2国間だけのものである。
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コスタリカのエネルギーは、原発は無く、93%が再生可能エネルギー。広島・長崎を重い歴史として見ることで、人類と核は相容れないという感覚を持っている。
自分たちの国がどういう国になりたいのか、子どものうちから大人とも話す。しゃべる言葉が正確で、意味を間違えない。

日本はどうか。小学生で憲法を学ぶが、あれは言葉であって現実ではない。
正確な言葉で話すべきだが、今の日本の首相はすごいことになっている。「核の平和利用」という訳のわからない言葉が出てきている。意味から言葉がどんどん乖離している。
このままでは取り返しのつかないことになる。言葉の意味を正確に使う事が必要なんじゃないか。
国がどう進んだらいいのか、自分たちがどう生きたいのかの理念、一人ひとりもつことが大事。

自分は現在、東京大空襲・戦災資料センターの映像部門にいる。
これが過去ではなく、未来になってしまうかも知れない。」

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コスタリカの教育費は国の予算の4分の1も!
朝の市場でいろんな人にインタビューしている場面がありましたが、大人も子どもも、自国に軍隊が無いことで平和であることを自覚している、それを言葉ではっきりと表現していることに驚きました。「軍隊なんてお金がかかるだけ。それより教育や福祉につかう」などとも。
日本では戦後のことは時間切れでほとんど教わらないままですが(わざとそうしているとの説もある)、コスタリカでは、子どもたちに戦争と平和について、ただ教えるのではなく、子どもたちが自分で考え、話すことができるような授業の進め方です。
教育って、国の将来に関わる重大事です。
今年の7月は中学校の教科書採択の時期です。教科書の展示会もあります。採択審議をする教育委員会の傍聴もできます。厚木市の子どもたちが使う教科書にも大いに関心を持って見ていきましょう。


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  1. 2015/01/25(日) 23:00:00|
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