福島第1原発から20キロ圏近くで、「ここは全部、野原じゃなく田んぼだったんです」

7月21・22日の2日間、「第2回福島を忘れない、全国シンポジウム」に参加してきました。
主催は原発に反対する議員や団体や活動家などが構成する同実行委員会。
会場は、福島駅西口から徒歩2分、福島グリーンパレス。参加者は全国各地からと地元福島からで155名とのことです。
駅から徒歩2分、会場近くにあった工事看板

初日は、現地からの報告。
 川俣町議会議員・菅野清一氏、「被災地の現状と課題について」

 前双葉町長・井戸川克隆氏、「放射線被害と埼玉に避難した訳」
井戸川前双葉町長

 楢葉町宝鏡寺住職・早川篤雄氏、「避難者の現状と原告団長として」
宝鏡寺住職

 弁護士・福島原発被害弁護団共同代表・鈴木堯博氏、
    「原発被害訴訟と国・東電の対応について」
鈴木弁護士

 福島大学名誉教授・真木實彦氏、「原発被害から3年半―復興の現局面」
真木教授

 原発について、東日本大震災以前からずっと反対している人も、事故後から反対に変わった人も、今回のシンポジウムで共通して話されたのは、「原発をなくす」という事。国も東電も嘘をついてばかりで本当のことを伝えないという不信です。
鈴木弁護士の「原発公害をなくすことは原発をなくすこと。裁判所で国民世論で包囲していく。重要な裁判だと裁判官に認識させることだ」、真木氏の「権力側はこれだけの被害を目にしながら無視できる。我々は団結を強めながら権力に対峙していく。時代を画する新しい局面であり、長い闘いになる。粘り強く続けていかなかればならない」など、現場の声は大変強いものでした。
大飯原発裁判で。

2日目は現地見学。朝7時に集合して、バス3台で出発です。
先ず、道の駅よつくら港。東日本大震災で地盤が50cm沈下。
福島の海水浴場は2か所しか開かれていないそうです。ここと小名浜。
こども施設の「ふくまる」は、震災後にロック歌手らの寄付金があって作られた施設。
道の駅で、案内の方と合流

次に、久之浜。津波で流され、残ったのは小さい神社のみ。ここは商店がたくさんあったけれど、震災で出火し消失。防災緑地工事中。
久の浜

防災緑地工事看板

道路から見える、公営住宅の建築工事現場。
それに、除染作業に携わる6000人のためのプレハブ住宅が並んでいます。
作業員宿舎

広野町。東京電力の火力発電所煙突が3本見えていました。
火力発電所の煙突

津波で行方不明の親族を探そうとしたら、原発事故での避難で捜すことができなかった。原発災害さえなかったら助けれれた命がたくさんあった。
地震と津波に加え、原発事故の三重の災害。
楢葉町。広い平地に除染パックがたくさん、たくさん置いてあります。
除染パック置き場

袋の耐用年数は黒が3年、緑が5年と言われています。
「ここは全部、水田でした。野原ではなく水田です」
野原ではなく、水田だった

最終処分場は決まらない。
「金目でしょ」と発言した大臣がいたが、16回の説明会に、一度も来たことなんかない。
生コン業者が繁昌している。それに、バス会社も除染作業員の送迎で繁昌しているそうな。

天神岬公園。モニタリングポストがあります。
モニタリングポスト

「文化財を大切に」との看板が、むなしく感じられてしまいます。
文化財を大切に

桜の名所だったそうですが、この辺りから見える景色の中にある、除染パックの量の多さよ。
水田が除染ポット置き場に

富岡町。放射線量がどんどん、上がる。
富岡駅。駅舎が流され、線路の向こうに海が見えています。
残った改札のバー、ぐにゃりと曲がった電柱が津波の凄さを物語る。
富岡駅があったところ

駅からの商店街には、人がいない。
無人になった商店街
建物だけが残り、人のいないまちの不自然さ。
暮らしがあったはずなのに、抜け殻になっている。
モニタリングポストの数値は、5.043.
モニタリングポスト

夜(よ)の森では、道路の片側が原発から20キロ圏内で、立ち入り禁止のバリケードがずっと続いていました。
でも、簡単に越えられるようなバリケードで、泥棒が多いのだそうです。
原発から20キロラインにバリケード

福島第2原発をつくるときは、反対運動があった。
第1に反対運動が無かったのは、土地が陸軍の飛行場だったことがあり、簡単に国策を受け入れるという状況だった。

地震・津波の被害とは異なる、原発被害の特性を見た。
なくなって住めない、壊れて住めないーとは違う。
あるのに住めない。
壊れているのに、直せない、片づけられない。
どんなにか、苦しく、悔しいだろう。
現地をみて、現地の声を聞けば、こんな事故、いえ、事件は二度とないようにと考えるのは当然です。



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  1. 2014/07/23(水) 13:55:05|
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