「小さいおうち」―九条の会の映画会

10月18日(土)、厚木市九条の会ネットワークが映画会を行いました。
「小さいおうち」。
原作は中島京子の2010年の直木賞作品、「小さいおうち」。
監督は山田洋次、出演は妻夫木聡、倍賞千恵子、黒木華、松たか子、吉岡秀隆など。

古いおうちと赤い実

戦争前・中に一人の女性が関わった恋愛と、その後の話。
戦争を暗くつらいという面でしか見ていなかった大学生(妻夫木)が、祖母(倍償)の書く、戦争がはじまったころの華やかな様子に、「ウソを書くんじゃないよ」と言う。
戦争で儲ける人は確かにいるのである。
庶民は戦争をどう受け止めていたのか。
国によって、どのように思わされていたのか。
誰のために戦争をするのか、何のために戦争をするのか。
戦争でつらい思いをするのは誰なのか。

九条の会が主催だから、平和をテーマにした映画には違いないのだけれど、倍賞千恵子のトンカツの揚げ方が良かったとの感想あり、秘密を抱えた老女の葛藤が一番印象に残ったとの声あり、戦争を舞台にした恋愛映画との受け止めあり、観た人によって異なるのがおもしろい。

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「小さいおうち」と言えば、私はバートンの絵本が先ず思い浮かぶのですが、最後にそれも出てきました。
都市経済常任委員の私としては、住宅政策や宅地開発、区画整理などにも思いをはせながら、この映画を見たのでありました。

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  1. 2014/10/23(木) 06:10:23|
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9月議会最終日の賛成討論ー陳情7件

10月7日(火)は、厚木市議会9月定例会の最終日。
私は採決前に、7陳情について、以下の通り賛成の討論を行いました。
雨に濡れる柿畑

陳情第3号 義務教育に係る財源確保と、35人以下学級の着実な実施・進行を図り、
教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行き届いた教育の保障を求める意見書を
国に提出することを求める陳情

 教育が語られる時、よく学力が話題になりますが、単にテストの点数を上げることが教育ではありません。
子どもたちの生きる意欲を育てるためには、先生方がきちんと子どもと向き合えるよう、少人数学級を進め、財源の面でも、人員の面でも国がしっかりとした対応をしていくべきです。
全国学力学習状況調査を悉皆でするより、先生を増やした方が、子どもたちにとってどれだけ良いでしょう。
厚木市は国より1学年上の少人数学級を進めていますが、小学3年生で止まったままです。
国が子どもたちに行き届いた教育の保障をしていくことが必要です。

陳情第4号 ウイルス性肝炎患者に対する支援を求める意見書を国に提出することを求める陳情
肝炎対策基本法では肝炎を「国内最大の感染症」と明記しています。
ウイルス性肝炎、特にB型・C型は、輸血、血液製剤、予防接種を原因として発症したものが多く、国の責任で支援をするべきなのは言うまでもありません。
       キンモクセイがいい香り

陳情第6号 消費税10%への増税中止を求める意見書を国に提出することを求める陳情
陳情第8号 消費税増税の中止を求める意見書を国に提出することを求める陳情
陳情第9号 消費税10%への増税中止を求める意見書を国に提出することを求める陳情

今年4月1日に消費税が8%となりましたがその影響は大きく、市内でもいくつかの店舗が閉店しました。
地域循環の経済にマイナスとなっています。
来年10月に10%になったらさらに厚木市内の経済へのマイナスが大きくなるのは明らかです
消費税増税については、多くの自治体の議会からも反対の意見書が出ています。
国は増税を社会保障の財源にすると言うものの、実際には法人税を減税しているため、そのまま国の増収とはなりません。
庶民からお金をとって社会保障が削られるのでは、国民は生活が成り立ちません。
市民の暮らしと地域経済を守るためにも、厚木市議会からも消費税増税反対の意見書を国に提出すべきと考えます。
もともと、消費税はヨーロッパで、戦争の費用を捻出するために考え出されたものだという事です。
税率を上げれば、膨らむ軍事費をまかなうことが簡単にできる、たいへん都合のいい税制です。安倍内閣は中長期防衛計画で、軍備の拡大を進めようとしていますが、そのひとつが陳情第5号で出されたオスプレイです。

アスファルトに揚羽蝶

陳情第5号 米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイなど、
米軍機の訓練中止を求める意見書を国に提出することを求める陳情

昨年、私が沖縄県にある普天間基地のフェンスのそばにいた時、頭のすぐ上を着陸寸前のオスプレイが飛んていきました。
偶然かと驚きましたが、案内をしてくれた人が、それだけ頻繁に飛んでいるのだと話しました。
確かに、同じ日、普天間基地のフェンス脇だけでなく、まちなかのスーパーの駐車場からもオスプレイが飛んでいるのを見ました。
そして、今年、8月18日、バスで横浜バイパスを通っている時、ふと窓の外を見ると、オスプレイが飛んでいました。
ここ神奈川が沖縄に次ぐ第2の基地県であることを実感したものです。
今月1日には、ペルシャ湾沖で米軍のオスプレイが出力低下で発艦に失敗し、脱出した乗組員が一人行方不明になるという事故がありました。
オスプレイの出力低下について、専門家は「あなた方が考えている以上に、頻繁に発生している」と指摘しています。
日本の人口密集地で事故が起きたら、米兵一人行方不明ではすまない大惨事になるとぞっとします。
1977年、横浜市緑区で米軍機ファントムが墜落し、1歳と3歳の兄弟、その母親が亡くなりました。
米軍からの連絡で現場にきた救援ヘリは日本人を助けることなく、墜落前にパラシュートで脱出して無傷だった2人の米兵のみを連れ帰りました。怪我をした日本人を助け出したのは、近くの工事現場の人たちだったそうです。
これは決して過去の話ではありません。
オスプレイなど米軍機の厚木基地での訓練が通常のことになれば、いつ事故が起きるか、また、事故が起きても助けてくれないのではと、不安な日々を過ごすことになりはしないでしょうか。

     真っ赤な彼岸花

陳情第10号 集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対する意見書を
国に提出することを求める陳情

集団的自衛権については、6月議会でも陳情が出されました。
その後、7月1日に行使容認の閣議決定がなされましたが、様々な立場の人から、反対の声が出ています。
憲法学者や元官僚で組織する「国民安保法制懇」は、9月29日に「集団的自衛権行使を容認する閣議決定の撤回を求める」と題した報告書を出しました。
個別的自衛権の肯定と、集団的自衛権の否定を言い、閣議決定による憲法解釈変更の問題点として、立憲主義への攻撃であること、憲法解釈が不安定となること、内閣法制局の変質につながることを指摘しています。
さらに、行使要件を絵に描いた餅と断じ、何故容認する必要があったのか、何のためにこれほどの政治的エネルギーを注いだのかと疑問を呈しています。
今月5日には「自衛隊を活かす会」が東京でシンポジウムを開催しました。その中で元自衛隊幹部が、与党協議で示した15事例について「事例のほとんどが集団的自衛権に該当するのかは疑問」と語りました。
NHK朝のテレビ小説で人気だった「花子とアン」が終わりました。
脚本を手がけた中園みほさんは、太平洋戦争に入っていくころの空気が「今の時代に似ている」と語っています。
そして、主人公の友人で、戦争により長男を亡くした連子に言わせています。
「もう二度と悲痛な思いをする母親を生み出してはなりません」。

誰もが安心して学び、医療を受け、暮らしていける、平和な日本を望む市民の陳情に賛成するよう求めて、陳情7件についての私の賛成討論といたします。

  1. 2014/10/07(火) 17:15:00|
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