青少年健全育成大会 ー被災地だけが元気がないのか

地域をつなぐ人づくり、なかまづくり
~心の触れ合いを大切に~


11月17日(土)、第37回青少年健全育成大会が開催されました。時代を担う青少年が心身共に健康に育ち、社会的自立を果たすには、市民一人一人が認識を深め、家庭、地域、学校、行政が連携、協力して一体となった支援活動を展開することが必要です。そのために、青少年の健全育成活動を促進及び定着させようと、関係者が一堂に会するものです。

15地区が順番にする活動発表は、地区にとっては15年に一度の大イベント、力が入ります。
今回は、南毛利南地区です。
「人のふれあいを楽しみ親と子どもの絆を結ぶ地域力」を目標として、「地域を盛り上げるために、自分たち役員が楽しくやることが大事」と、ステージでは仮装大会かと見まごうような様子の役員も登場。どろんこバレーボール大会のことなどを実に楽しそうに発表しました。
南毛利南地区のみなさん

その後は講演。講師は、新田新一郎氏です。仙台を拠点に「子どもが育つまちづくり」「子どもの参画」をテーマに、子どもの遊びと美術のワークショップで、子ども環境学会の活動奨励賞を受賞しています。
新田氏の講演

いい先生が学校だけでなく地域にもいっぱいいる。
南毛利南地区の発表を聴いて、「すごいぞ、厚木」とブログに書いて出てきた。

3・11の時、自分の所にいた子どもたちは、泣いていなかった。泣いていたのは、子どもの無事を確認したお母さんたちだった。

被災地に何度も行っているが、そこでジュニアリーダーたちが活躍していた。
3か所で、3日間の練習、4日目が本番の子どもミュージカル「明けない夜はないから」をした。
「歌う」って、「訴える」が語源。

出演者の中には、避難所でできたブツブツが治ったり、津波のトラウマでお風呂に入れなかったが入れるようになった子もいた。
終演後、子どもたちは「皆に元気に・笑顔になってもらいたい」「皆のおかげで元気になった」と。
(このあたりで、会場のあちこちから、すすり泣きが聞こえてきました)

だけど、被災地だけが元気がないのか。
七沢のクレソン畑

今、日本の子は自殺し、虐待を受け、疲れている。
自尊感情を持つ子が8.6%、10人に一人もいない。
昔は、返事がいいとか足が速いとか、いっぱいモノサシがあった。
今の、子どもの一番の問題は、「合理的に効率良く」を求められること。
日本は記憶力しか育っていない。
本物の経験・体験がない。地域の教育力がない。
教育力とは、その気にさせること。
「俺にはこれがある」と人は生きられる。

学校でいじめをしている子に、地域でいろんな場面でその子に「ありがとう」と言ったらいじめなくなった。

ポジティブシンキングの人が地域に一人いたら、笑顔になる。金持ちではなく、熱い笑顔の時間持ち。人は人に育てられるしかない。食べるもの、笑顔、ふれあいで育つ。
空間・時間・仲間の3つの間で育つ。大切な何かを次の世代につなぐことが、日本を救う事になる。

七沢、斜面の紅葉

感想

子どもに関する事件があると、すぐ学校のせいにされがちだけれど、本来は家庭だと思います。
それから地域の力。
問題を学校に解決を求めるうちは、本当の解決にはならないのではないかと思います。
行政や学校の役割を否定するつもりは全くないけれど、家庭や地域の力がないと、人は育たないのではないだろうか。
学校や行政が、子育てについて、上げ膳据え膳じゃあ、家庭や学校の力は育たないと思います。
住民自らができることは、たくさん、たくさんあるでしょう。
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  1. 2012/11/26(月) 17:15:20|
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神奈川臨調、県央地域での説明会。写真は七沢のふれあいデー

11月5日の午後6時半から県央地域県政総合センターにおいて、「神奈川県緊急財政対策」・「神奈川州(仮称)構想」に関する県民説明会が開催されました。県内5か所での説明会の1か所。
緊財対は県有施設や市町村・団体補助金の廃止・削減などを掲げています。
まず黒川副知事が説明を30分、その後、参加者からの質問・意見に副知事・各部局の担当が答えました。

なお、写真は11月11日の七沢自然ふれあいセンターのイベント、ふれあいデーと、その帰り道の様子です。
入り口の看板

副知事は「県財政は厳しい。いろんな取組をしているが、H25・26度の財源不足は1600億円。これからもさらに厳しい見通しだ。いろんな場面で意見交換をしていきたい。県の危機的状況を共有した中で、取組を進めていきたい」と語り、緊財対と州構想の説明を行い、その後に参加者からの質問に答えました。
鮎の塩焼きの始まり

問)財政危機と言うが、神奈川は他県より財政力はある。
答)今のレベルの行政経営したら続かないのは明らか。将来に備えてサービスの質を考える。

問)緊財対が実施されたら、県民の暮らしはどうなるのか。
答)全て結論が出ている訳ではない。関係者としっかり意見交換して見直す。

問)説明会が5回では少ない。県民200万人に対して1か所だ。
答)5回で終わりとは考えていない。いろんな場面で意交換しながら進める。
鮎の塩焼き出来上がり

問)人権費は教職員ばかり。
答)教員人件費、国庫負担は33%だが実際は20%、県単で配置している。

問)県営住宅に9万人以上が住んでいる。今年3月に県住生活基本計画を策定した。公営住宅の連携強化、災害時のオープンスペースや津波避難タワーも謳われている。個々の政策との整合性はどうなのか。廃止しないと断言してほしい。
答)廃止は一切考えていない。より経費のかからない方法、効率的な団地配置、統合縮小などで数少なくして、余剰地を売却。民間の借り上げは建て替えの時考える。市町への移管は市営住宅と一体化した方が効率的なら考える。個別計画との関係はどうなのか議論していく。

問)障害者施設で働いている。国の制度が一人ひとりに向いていない。利用する人の視点に立って見直しを。
バームクーヘンづくり

問)安直な試算だ。宮ヶ瀬ダムが妥当だったのか、インベスト神奈川の功罪はどうか。過去どうだったのか、赤字体質を究明しなければ納得できない。住民の福祉がこれだけ削られる。
答)インベスト、雇用と・投資をお示ししていきたい。検証していくが、一方で目の前の財源不足への取り組みをしていかなくてはならない。

問)州構想で世界最先端の医療をやりたいというが、どんな構想でいくらかかるのか。県財政がきびいいといいながら、一方で、インベストには税金を使う。
蒸かしイモ、配布

問)小児医療費助成は年40億円、健康を守る、子育て支援。知事はいのち輝くマグネットと言っている。減らすことありうるのか。
答)少子化に重要な事業であり、拡充してきた。消費税率上がればH29で2000億円、半分は市町村、残りは社会保証の財源と法で決まっている。税を上げるか、給付のレベルを下げるか判断していく必要がある。

問)県の公園面積は最下位。県がやらないと誰が責任をとるのか。市長村はできない。民間に払い下げたら、都市開発になってしまう。
答)行政システム改革に取り組んできたが、今、非常事態のような状況。調査会では個別の議論は一切されていない。提案受けて庁内でまとめたのが、緊財対。全体やって、個別・各論の話をしていく。個別施設ごとに意見を聞いていく。
マウンテンバイクの試乗

問)スケジュールはどうなるのか。決まってから話しても困る。
答)H25年度予算に反映の場合、方向性が今年いっぱいに成立したもの。無理ならH26度に。工程、来年2月の予算発表時に示す。

問)今のままじゃ意見交換にならない。県の姿勢は、県民・現場の視点が無い。財界と国の特区の下請けになっている。
答)貴重な意見を頂いた。しっかり受け止めて、今後に生かしていきたい。住民の目線が無いといけない。
試乗したのは70万円のマウンテンバイク

この他にも、農業用取水口維持管理の現状維持の要望もありました。
私は前の方に座ったのですが、参加者は100人近かったと思います。
県有施設、市町村補助金、団体補助金、それぞれの関係者や関心のある県民が参加して、多くの意見や質問が出されました。大枠でも、個別のことでも、それぞれ切実な問題提起でした。
七沢の薄原

副知事は、財政が厳しく、ゼロベースでの見直しをする、個別に意見を聞くとは言います。財政が厳しく、少子高齢化が起きているのは、県だけではなく、どこの自治体も同じです。県だけが、こんなことをしていいのでしょうか。
直接、住民のくらしに関わる市町村は、たまったものではありません。
自治体の役割を投げ捨てて、マスコミ受けのいい州構想に逃げるのかと、言いたい。
生姜の無人販売、100円

県は、かつて県立厚木病院を「移譲」という形で厚木市に押しつけたことがありました。
また、県有施設の押し付けを各自治体にするのではないかと考えざるを得ません。

県に対して、しっかり意見を言っていこうではありませんか。

  1. 2012/11/13(火) 20:00:21|
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松山は俳句のまちだった

全国市議会議長会研究フォーラムでは、年に1回開催されます。2000人からの宿泊の参加者があるので、どこでもってわけにはいきません。せっかく行くのですから、視察も兼ねています。
松山の道後温泉は日本で最初の温泉地だそうです。夏目漱石の「坊っちゃん」にも出てきます。文人も多く住み、正岡子規、川東碧悟桐、種田山頭火など、松山ゆかりの俳人の多いこと。当然ながら、市内どこでも俳句等を眼にします。
松山駅前にも
春や昔-正岡子規

中心市街地から離れた椿神社。
椿神社の境内
玉垣一つ一つにいろんな言葉。山頭火が多かった。
句碑玉垣

市内各所に俳句の投稿ポスト設置。
商店街にも投稿ポスト

商店街の柱には、俳句甲子園のレリーフ。これは昨年の最優秀作品、厚木東高校。
俳句甲子園のレリーフ

アーケード街いっぱいに俳句を掲げています。これは、市民のアイディアで実現したもの。
銀天街アーケード下にも。

道行く路面電車の車体にも。
路面電車にも。

俳句ではないけれど、JAえひめの建物の表に大きな看板、「愛媛産には愛がある」。反対側にはTPP反対の文字有り。
JAえひめ

一朝一夕にまちはつくれない。
言葉の力と、それを活かしたまちづくり。松山城下の歴史あるまちの底力を見てきた思いです。
  1. 2012/11/05(月) 18:03:26|
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議会は主役か脇役か-議長会研究フォーラムその2

第7回全国市議会議長会研究フォーラムin松山
                  2012年10月10日(水)ひめぎんホール
パネルディスカッション
「地方議会における政策形成の在り方について」
 コーディネーター 佐々木信夫(中央大学経済学部教授)
 パネリスト    江藤俊昭(山梨学院大学法学部教授)
           金井利之(東京大学公共政策大学院教授)
           坪井ゆずる(朝日新聞仙台総局長・
                  東北復興取材センター長)
           寺井克之(松山市議会議長)

パネリストの4人

佐々木氏)地方議会は明治憲法下では首長の諮問機関に過ぎず、その後形式的な議事機関となり、現在は実質的な立法機関へと変化してきた。脇役であったものが、公共の決定者、権力の監視者、政策立案者、民意の集約者の4つの役割を果たす立法機関となり、首長・議会対等の自治システムで、地方政治の主役の位置に立った。各議員・議会がそれに気付き変わろうとしているかどうかが問題である。議会改革は、旧来の行革から政治改革としての質的改革へシフトする時代であり、政策能力が問われる。

江藤氏)議会の今後のあり方―・住民の不信の払拭・議決責任を自覚する・市民教育(住民意識の醸成、感情的市民の無理解を解く)・議会改革と行政改革は別物。議会改革は地域民主主義の実現。削減ありきではない。議会事務局の充実なくして議会改革はあり得ない。議会から政策サイクルを創り出す。

金井氏)政策形成の中心は首長および自治体行政組織。議会は脇役だが、非常に大きな力を持っている。議会が政策形成の中心になることは困難である。議会の政策能力とは、政策形成アリーナ(舞台)主宰能力のことである。

坪井氏)昨年、議会の現状把握のためのアンケート実施、回収率100%。未回収の議会事務局には議長に直談判するとすぐに返事が届いた。地方自治の4つの危機は・低投票率・3ない議会(修正しない・提案しない・公開しない)・単純速攻のケンカ民主主義・進まぬ分権。

寺井氏)受け身的議会から能動的自発的議会への転換に取り組んでいる。様々な立場・利害を討議により調整し、地域づくりの方向性を住民と共に作り上げる「政治のプロフェッショナルとしての議員」。

湯築(ゆづき)城跡(道後公園)内で

コーディネーターやパネリストの意見がぶつかりあったのが、議会は主役か脇役かという問題。議題が「政策形成」ですから、議会が政策をつくるべきか、つくれるのかどうかすら、それぞれの主張が異なります。
学者やジャーナリストなど、議会に詳しい識者でさえ議会に対する考えが違うのですから、政治に関心のない市民は、議会が何のために存在しているのかは理解していないのではないかと思います。
経済が右肩上がりでなくなってからは、市民が議員に言えば実現することも難しくなりました。首長が目立ちがちな昨今、議会不要論も出てきます。
厚木でも、市長の市政方針に「選択と集中」という言葉が何度も出ています。限られた歳入、さらに職員が削減される中で、市民の要望をどう取り入れ、政策としてどう反映していくか、これまで以上の工夫が必要になっています。
個々の議員がどのような政策を提案しているのか、議会が改革をどのように進めているかなど、市民はしっかり見ていなくてはなりません。

  1. 2012/11/04(日) 17:20:15|
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